April 25, 2006

台湾人の転職に対する考え方と起業

台湾では転職を繰り返し、キャリアアップを目指すことがいいことと考えられています。終身雇用の観念は全くなく、会社に入る際は「とりあえず入社」みたいな感覚が多いのが現実です。ちょうど転職に関する台湾人の意識調査の資料を入手しましたのでそれを基に紹介していきます。一体台湾人は転職に対してどういう考えをしているのでしょうか?

既に仕事をしている人を対象にした調査データを基に製作された統計です。
複数回答は回答者全体に対して項目にチェックした人の割合です。

■あなたは転職したいと思いますか?
思う75%
思わない25%

■転職したい原因は?(複数回答)
給料が少ない 55%
仕事内容がつまらない、達成感が得られない 34%
今の仕事に将来性を感じられない 28%
仕事の時間が長すぎる 23%
仕事が趣味と合わない 21%

■転職先の業種を選ぶとしたら?(複数回答)
科学技術産業 46%
観光業 19%
貿易業 17%
通信業 16%

■もし、自分で事業を始めるなら何をしますか?(複数回答)
ネットビジネス 31%
コーヒーショップ 28%
健康食品販売 17%
ブランドショップ 14%
屋台 13%

台湾ではほとんどの人が転職を視野に入れながら仕事をしています。転職したい理由にはわがままな理由が目立ちます。転職先の業種では科学産業(IC、半導体などの電子関連産業)が安定した成長力があるので人気なのでしょう。

ここで一番注目したいのが自分で事業を始めるならの問いに対し、ネットビジネス、コーヒーショップを選択した人が多いことです。これは台湾では最終的に独立して生きていきたいという考えからきていると思います。現に数年前から人口総数に対するコンビニ、コーヒーショップ、レストランの密度は世界一位になっています。これは会社で働くよりも自分で事業をしたい台湾人の性格を表しているのではないでしょうか。給与水準が低く物価の高い台湾で一発当てるには会社で働くよりも個人で起業するほうが人気のようです。

ネットビジネスは開業資金が少なく、学生でも起業することが可能なので人気がありますが、皆と同じ商品を売ろうと考えている人が多く、価格競争になり個人は負けることになるので、結局は資本が大きくコネがある人が勝つことになります。次に人気のコンビニ、コーヒーショップは明らかに供給過剰なのでこれからは勝ち組みだけが残っていき、負け組みは市場から姿を消すことになるのではないでしょうか。会社で働いても、起業したとしても物価水準の高い台湾の社会で生き抜いていくのは並大抵ではいかないようです。

peacetaiwan at 01:08 │Comments(0)TrackBack(0)ビジネス 

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