May 04, 2006

新台湾移民社会2

■新台湾移民社会2

○台湾の外国籍人口は増加しており、1992年の4.4万人から2003年には40万人を突破し、大陸人を含めると55万人以上が台湾で生活しています。

○外国人妻が急速に増加し、結婚するカップル10組いれば1〜2組は外国人妻となります。外国籍の妻は9万人以上、中国大陸籍の妻は15万人以上います。
外国籍妻内訳:ベトナム57%、インドネシア14%、タイ8.2%、フィリピン5.1%、その他15.7%(大陸籍を除く)

上記のように中国大陸籍を除くと東南アジア諸国からの外国人妻が目立ちます。外国人妻は斡旋業者を通して主に貧困地区から台湾に嫁いできます。外国人妻斡旋業者は結婚希望者に登録者リストを渡し、男性が希望に沿う女性を見つけると現地に会いに行きます。女性と対面し、気に入った場合は数日の間にその足で婚約手続きを済ませます。結婚を金銭で買う事に関して、賛否両論ですが、嫁ぐ側は主に経済的事情により、家族の為、又は将来の裕福で幸せな暮らしを夢見て台湾人の妻になります。

台湾人男性側の外国人妻斡旋業者を利用する人の理由はどのようなものがあるのでしょうか?主に農家を先代から営んでいる人や金はあるけど女性との縁が全くない人、40代や50代になっても結婚できない人、障害がある人が多いようです。台湾人男性が外国人妻を希望する人がここまで増えた背景には、もしかすると、台湾人女性が社会的に、性格的に強くなったことが関係するかも知れません。過去に何度か台湾人男性が「台湾の女は気が強いし怖いからダメだ」と言うのを聞いたことがありますが、統計からは台湾人同士で結婚するほうが多いので、そういう事を言う人は台湾人女性に相手にされないような人なのかも知れません。

統計上、台湾は既に人口流入が流出を上回る国となりつつありますが、政府側は移民してくる人に対する政策がうまくとれていないのが現状です。例えば、外国人妻のサポートを行う為に中国語講座を無料で開催しても、対象者の理解が得られず、なかなか人が集まらないため、すぐに中止になったりします。

外国人妻が台湾で快適に生活する上で欠かせない条件の一つに「言葉の問題」があります。しかし、人によっては自分の家庭の中で生きていければよいと考え、外部と接点を持たず、何年経っても中国語が話せない人もいます。もちろん、努力して台湾の社会に馴染もうと頑張っている外国人妻もいるようですが、生活習慣、文化の違いにより馴染めない外国人妻が多いというのが現状のようです。その他、家庭内暴力、夫との意思疎通の欠如による衝突、子供の教育問題、最悪の場合は離婚問題、離婚した場合にもその対処方法など、外国人妻には結婚してからもさまざまな困難が待ち構えています。これに対し、台湾人男性側も外国人妻と結婚する場合、自分で選択した道に責任を持ち、金銭で結婚を購入うるという感覚ではなく、来世の為に、そして多少の衝突があってもお互い理解し合えるように意識改革していくよう心がけるべきだと思います。

このような社会情勢はすぐには変えることができないと思いますが、台湾政府はこれからも外国人妻の問題に取り組んでいかなれければならないでしょう。また、彼女たちが台湾で快適に生活していく為にも個々の外国人妻に対する理解と協力が必要だと思います。

参考統計資料:内政部警政署

peacetaiwan at 00:30 │Comments(0)TrackBack(0)台湾社会 

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