February 06, 2007

無名小站700,000,000元sold-out



2006年12月、日本では全く騒がれず、ニュースにもなりませんでしたが、台湾ではネット史上まれに見る買収劇が繰り広げられました。

台湾最大のポータルサイトであるYahoo台湾(Yahoo!奇摩)が台湾最大のブログサイト「無名小站」に約700,000,000元(約25億円)でTOBが成立したと発表されました。以前からネット上で噂されていた無名の買収ですが、無名側はかたくなに否定していたものの、金額が折り合ったのか突然の発表には驚きました。

そこで怒りを表したのが初期有料会員メンバーたちでした。初期有料会員メンバー(確か先着1000人限定のゴールド会員:IDの隣に冠マークが付きます)は無名がIPO株式一般公開した時に特別価格で一定の株式を購入できるという特典が付いていました。有料会員としてお金を出資する代わりに安く株をもらえる権利を得られるという仕組みでした。(実は自分もこのゴールド会員に入っています。)

それがTOBにより、Yahooに吸収されるとなると無名のIPO株式一般公開は事実上不可能となり、株式売却益を得るはずだった初期有料会員メンバーたちは怒りをあらわにし、抗議し続けています。資本金2千万元程度の無名が7億元で買われたということは単純計算しても数十倍の企業価値があったわけなので、無名を信じて出資した初期有料会員メンバーが抗議するのも理解できます。

さて、その7億元はどこへいくのでしょうか?女の子の画像を見るのが趣味だった創業メンバーと法人化する際に出資した企業の人へ渡るのです。こんなシンデレラストーリーは台湾では極めて稀なことでしょう。

 


■無名小站とは?

台湾最大のブログ、画像アルバム、掲示板を提供しているサイト。一日のPV(ページビュー)は台湾の総人口を上回る4千万アクセスを超えている。当時、交通大学の一生徒であった簡志宇が1年という短い期間で台湾最大の総合SNSサイトに成長するまで育てたサイト。

単に美女の写真を見ることが趣味だった彼は他の同類サイトの表示速度が非常に遅かったことを不満に思い、かわいい子に自分で設計したサイトに来てもらい、画像を残していってほしかったというのがサイト立ち上げの理由だそうだ。表示速度の速い彼の無名小站は口コミで人が人を呼び、なんと3ヶ月という脅威のスピードで台湾最大の画像保存サイトになった。

その後、ブログサービスを開始。画像データ保存とブログサービスの相乗効果もあり、ブログサービスでもすぐに台湾最大のシェアを達成。2005年にはサーバーやメンテナンスの面で無料サービスを維持することが限界にまで達し、ついにはスポンサー企業の資金提供を受け、会社を立ち上げた後に一部で有料サービスを開始した。


IPO(Initial Public Offering):株式一般公開。創業者、関係者のみが持っている株を一般公開してだれもが購入できるようになる。
TOB(Take Over Bid):株式公開買い付け。経営権の取得及び買収目的で行われる。


peacetaiwan at 18:30 │Comments(4)TrackBack(0)台湾雑学 

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この記事へのコメント

1. Posted by tw_dot_com    February 10, 2007 03:00
こんばんは。「元祖」だけでしたので、ブログ版のほうにもリンクさせていただきました。

今後ともよろしくお願いいたします。
2. Posted by ミンファ    February 11, 2007 22:06
初めて台湾のクラスメイトにアドレスを教えてもらったとき、こんなに自分さらしていいもんなのか! 台湾人の自分大好きさに驚きましたが、慣れれば面白いですよね。私も加入してますが、書いてない! 
3. Posted by アラレ    March 13, 2007 00:05
はじめまして☆アラレです。
台湾明星に惹かれ、今や、台湾の虜に。

この記事、うちの方で貼らせて頂いてもよろしいですか?
色んな台湾に関する雑学が載っており、とっても興味深いです♪

これからもお邪魔するかと思いますが、よろしくお願いします。
4. Posted by ぴ〜す☆まさ    March 13, 2007 20:45
>アラレさん

どうも、はじめまして。
とっても懐かしい名前ですね。(笑)

メッセージありがとうございます。
リンクでもなんでも貼ってください。

これからも、他にない話題を記事に
していきますのでまた来て下さいね〜。
こちらこそ宜しくお願いします〜☆

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