7年級新台湾人

August 04, 2006

新台湾人10 最終章



日本人ブランドと7年級

ここ最近台湾に留学しに来た方は知らないかも知れませんが、5,6年前台湾に留学している日本人の間で伝説となって語り継がれていた殺人未遂事件があります。「師大生中正空港殺人未遂事件」その内容とは中国語を学ぶ為、短期留学で師範大学に留学しに来ていた日本人留学生が台湾人女性をもてあそんだことから始まりました。留学期間を終えて日本に帰ろうと中正空港に着いたとたん、待ち構えていた相手の台湾人女性にナイフでグサッと刺されたというものです。妊娠説や刺された男性の重体説などありましたが、真相は明らかではありません。

嘘か本当か知りませんが、なぜこうした話が出てきたのでしょうか?
日本人男性が台湾人女性を騙す。これは当時、日本人男性が台湾人女性よりも恋愛に関して優位な立場にあったということを表しているのではないでしょうか。昔は確かに「台湾人は簡単に落とせる」とか「日本人はちやほやされる」そんなバカな事を言っている奴もいました。(人を国籍で判断する人はろくな人がいない事を付け加えておきます。)日本人だからと言って積極的になったり態度が変わったりする人はおかしな人が多いので気をつけましょう。

さて、本題ですが、こんな過去の妄想も現代の台湾人には通用しないと思ってください。最近は日本人男性が本気で惚れて台湾人女性と付き合う手前まで行ったが見事に遊ばれた話をよく聞きます。もう少し詳しく説明すると相手の家に泊まったり自分の家に留まりに来る仲になったとして、日本人側は相手を「恋人」と思ったりしますが、相手はただの「友達」と思っていることもしばしばあります。これは女性、男性どちらにも起こりえることです。これが現代人である7年級特有の「曖昧」現象なのです。


7年級は「曖昧」を好む

楊丞琳(レイニー・ヤン)のヒット曲に「曖昧」というタイトルの歌があります。4,5年前までは「曖昧」という言葉自体聞く機会がなかったのですが、ここ数年でテレビでも友達との話しの中でもよく聞くようになりました。「曖昧」という言葉が7年級の間で普通に使われるようになったのは「曖昧」さが7年級にとって最適な選択となったからかも知れません。

7年級を中心とする「草莓族」「水蜜桃族」の特徴を覚えていますか?(忘れた人は以前の記事を読み返してください)「外見を重視し、刺激を追い求め熱しやすく冷めやすい」正式に恋人と付き合うよりも自分好みの人と「曖昧」な関係を続けるほうが、プレッシャーが少なく、楽みたいです。また、仕事に対しても「曖昧」に取り組むので嫌な事があればすぐに辞めるといったことになります。今日は気分がそぐわない、又は天気が悪いので仮病を使って仕事やバイトを休んだりすることに対して罪悪感がない人も多くいます。


未来の新世代に向けて

これから新世代が誕生していく新社会の中、途絶えることなく外来文化が入ってゆきます。そして「新台湾移民時代」で取り上げたように、外国人妻の影響で新しく生まれてくる子供の8人に1人が台湾人以外の血が混じっている中、その新世代が成長し大人になる頃、台湾の社会は一体どう変化しているのでしょうか?現在進行形で日々激変していっている台湾の社会は誰にも予測がつかないでしょう。

今まで10回にわたって7年級新台湾人シリーズをお伝えしてきましたが、如何だったでしょうか?ここ5,6年という数年の間で社会がここまで変化するわけがないと信じられない方もいるかと思われますが、近くに6年級の人がいたら、今の7年級の若者についてどう思うか聞いてみてください。きっと「自分たちの過ごした時代と全く違う」との答えが返ってくると思います。逆に7年級に現状を聞いてみると答えが出てきません。なぜなら7年級は「今の時代」を生きているのですから、その「今の時代」が彼らにとって標準になっているからです。


peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 30, 2006

新台湾人9 7年級工作編

auction
手作りのアクセサリーもアイデア次第ではけっこうな数が売れ、小遣い稼ぎになります。


7年級生的特質→クリエイティブ「創造」

仕事に対する話題は以前「台湾人の転職に対する考え方と起業」にて既に紹介していますが、今回は7年級の仕事観念を中心に紹介していきます。

台湾の経済を引っ張っている大企業の特徴として家族企業(家族経営)が多いことが挙げられます。家族企業とはその名の通り、血縁関係にあたる家系が経営権を全て握っています。台湾の成功している企業は多角経営を中心とし、金融、保険、建設業、医療関連、食品関連、通信関連などその他の業種でも多大なる主導権を握っていたりします。

成功している上位数社は日本の企業の感覚では考えられないぐらい市場を独占しているので、他社の新規参入が難しくなっています。逆に中小企業などはいつまでたっても市場のパイを掴むことが難しいままになっています。経営者一族は桁外れに裕福になり、一般人はいつまでたっても苦しい生活を強いられます。

そんな台湾の社会ですが、7年級はクリエイティブ能力が非常に強く、独立志向が非常に高いのが特徴です。楽して稼ぎたい。誰もが思うことですが、忍耐力が比較的ない7年級は特にその傾向が強いので、例え企業に勤めたとしても給料や待遇、仕事内容に満足できなければすぐに転職を考えます。

そこで仕事の選択肢に出てきたのがアイデアを出して自分で起業することです。上記で説明したとおり、台湾の経済は大企業数社が中心となって動いていますが、7年級はその大企業が手を出していない隙間ビジネスを展開していくことを得意とします。特に7年級の得意のツールとされるインターネットを使ったアイデアビジネスは7年級の天下とも言えるでしょう。

成功例 ヽ慇犬離法璽困謀えたデザイン靴
なぜ台湾にはかわいいデザインの女性物の靴がないのだろう?と思った大学生が学業の合間を縫って靴を作っている工場に自分で設計したデザイン画を持っていき、サンプルを数足作ってもらいました。Yahooオークションを利用してその靴を販売したところ、大反響を呼び、すぐに完売。その後は工場側とうまく提携し、まとまった単位でオーダー、コストを抑えて消費者のニーズに合った商品造りをし、一躍人気となりました。

成功例◆.ンリーワンを狙ったアクセサリーグッズ
革製のアクセサリーをオークションで販売していたある男性がある日、その皮製アクセサリーに好きな名前を彫れるサービスを始めたところ商品が飛ぶように売れました。売り上げがある程度よくなった後も、バレンタインならカップルの名前を彫るイベントを打ち出したり、革製アクセサリーをペット用に作って顧客層を広げたりと商品以外の面でも工夫しています。趣味で始めたオークションですが、今では実店舗を持つまでに成長しました。

インターネット上で起業する方法は、管理リスクや出店コストなどもかなり抑えられるので資金力の無い7年級に人気があります。成功するためには他の人と違うことをするアイデアと工夫が必要ですが、その創造(クリエイティブ)が一番上手いのが7年級の新世代なのです。

peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 26, 2006

新台湾人8 7年級性愛編



7年級的性態度、性関係複雑化

性に対する思考の変化

序章で述べたメディアの影響による情報の氾濫した社会において、外来文化、特に日本文化の影響を受け、性に対する思考も日本人とそう変わらなくなってきています。草莓族、水蜜桃族の特徴でもある開放的な性関係と間違った情報。台北市の少輔会の調査資料によると27.3%の男女が恋人以外との性関係を受け入れることができるとあります。

自慢したがり屋が多く、常に新しい物を追い求め熱中しやすく、偏見を否定しない特徴が草莓族、水蜜桃族などの7年級の性関係を複雑化させており、恋人以外の人との性関係を持つことも新世代の人からするとだんだんと普遍的な事になりつつあるみたいです。

速食恋愛

台湾では「速食恋愛」という言葉があります。普段、会話上であまり使いませんが、ファーストフード店のように素早く食べ物を提供するように、恋愛も素早く提供して素早く終るという意味です。恋人をゲーム感覚で換える人が増えたのでこのような言葉が生まれてきたのでしょう。

これから先、性問題はさらに複雑化していくと共に性教育のあり方も厳格に問われていくでしょう。ちなみに6年級の時代ではこのような考え方や行為は偏見の目で見られる社会でした。日本の数倍のスピードで激変していっている台湾社会では6年級の古い考えはもはや現代人には通用しない状況になっています。

peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 23, 2006

新台湾人7 7年級溝通編(コミュニケーション)


なぜか解らないけど、台湾では「ポケベル」のことを「BB Call」と呼びます。(ちなみに英語では「pager」又は「beeper」)
日本と同じく時代遅れのツールとなっていますが、ポケベルの電波をPDAでリアルタイム受信し、株価チェックツールになっていたり、ニュース配信したりと電波の有効利用しているみたいです。
(写真は今では探すほうが難しい台湾のポケベル)


インターネットカフェ=ゲームセンター

社会へ出て、仕事をしていると日々様々な年代の人と接する機会があります。時に考え方や価値観の違った人に出会うこともあるでしょう。仕事上、様々な年代の人と接する機会があるでしょうが、若い世代のみが集まる場所があります。それがオンラインゲームの世界です。

現在オンラインゲームを一番利用している年代が7年級。これらの主要層は主に学生であり、大学生、中高生です。そのオンラインゲームを楽しんでいる7年級が一番よく行く場所が「網咖」と呼ばれるインターネットカフェです。

一世代前の人がゲームセンターやビリヤードでたむろしていたように現在の若者はインターネットカフェをゲームセンター代わりに利用しており、すでに生活の一部分となっています。以前、ネットカフェバブル崩壊の話をしましたが、当時は供給過剰であった為に閉店に追いやられた店が多かっただけで、オンラインゲームの売り上げ自体は伸び続けており、それを支えているコアなファンも増え続けています。

ただ、韓国と同様、オンラインゲームが原因となる事件もたびたび起きており、インターネットカフェに住みつくようになった家出少年が数日オンラインゲームをし続けて衰弱死した事件や、オンラインゲームに夢中になりすぎて仮想世界と現実世界との見境がつかなくなり、ゲーム中に出てきた「お前の眼が赤くなるまで殺せ」との言葉を信じ、ナイフで人を襲い、殺人にまで発展した事件もありました。
(参考記事)

キレやすい性格、少年犯罪の増加。一昔前の日本でよく見かけた見出しですね。実際、そのような事件は少ないのですがたまーに事件が起こると日本や韓国のメディアにも取り上げられるので目立ってしまいます。


インターネットの世界から作り出される新語

日本ではギャル語や若者の間で使われる新しい言葉が日々誕生するように、台湾でもインターネットの世界から若者言葉が生まれます。例えば「9898」(走吧走吧)<行こう>「555」(嗚嗚嗚)<泣く>また、「我」を「偶」に置き換えて「我」と同じ意味で使ってみたり「3Q」をThank You、「881」をByeBye!、「故奈」をgood night、「歐爺」をOh Yeah!、「阿里阿多」ありがとう〜などなど挙げ出せばきりがありませんが、言葉の発音を元にして自分達で意味が通じるように独自の言葉を作り出しています。これらがオンラインゲーム、MSNメッセンジャー、掲示板などで使われて他人に広まっていきます。

20代後半あたりの人はなにか懐かしい感じしませんか?そう、昔流行ったポケベル時代に「0843」(おやすみ)などと打っていたあの感覚が台湾のネット上ではまだ残っているんですね。

7年級はインターネットを通して「無名」「MSNメッセンジャー」掲示板などを使いこなし、女性は化粧品の情報収集、男性はオンラインゲームといったように目的に合った使い方をしており、インターネットで情報を得る事を得意とします。つまり、台湾の若者文化はインターネットなしでは語れないということです。


peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 19, 2006

新台湾人6 7年級保養編



7年級女性好化粧

5年級、6年級の女性が過去を振り返った時、果たしてどれぐらいの人が学生時代化粧品を買ったことがあるのでしょうか。ほとんどの人は化粧とは縁の無い世界で生きてきたことでしょう。台湾に来た当初、確かに化粧をしている女性をほとんど見なかったし、コスメショップに化粧品自体あまり置いていなかった記憶があります。

それがどうしたことか、数年の時間が過ぎただけで、外資のコスメショップが乱立し、日本や韓国産の化粧品がずらりと並んでいます。商品の価格帯にもよりますが、現在、購買力の強い7年級の女性を制すれば市場で優位に立てる時代なので、企業側も7年級を対象としたマーケティングを重要視しています。

その7年級の女性がスキンケアと化粧品に使う金額の比率が3対7。7年級の女性は肌がよく、肌に関して悩んでいる人は少ないのでスキンケアに対する関心度は低めですが、逆に外見に対しては関心度が非常に高く、何が流行りなのか、何が自分に合っているのかを日々研究し続けています。

7年級の女性が化粧品を買うにあたり一番考慮している部分は何か?調査結果によると「口コミ」「包装がかわいい」「価格」の3点が購入決定の要素になっているようです。口コミに関しては現代人らしく、インターネットの討論板(掲示板)で皆の意見を一番重視しており、ブランドやCMなどの影響よりも使った事のある人の意見のほうが重視されているみたいです。


外見重視の7年級

外見を最も重視する7年級新台湾人。最先端の情報が集まる台北では、いつの間にか日本を追い越し、日本にいればグラビアアイドルになれるぐらいの容姿を持った人を街中で普通に見かけるようになった。それだけ外見を重視する人が増えたということでしょう。

外見重視という言葉でふと思い出しましたが、水着に関してもすごい変化がありました。2002年頃までは宜蘭の海水浴場である「福隆」や南部のリゾート地「墾丁」へ行ってもビキニを着ている女性は全くと言っていいほど見かけませんでした。なぜならみんながスクール水着やおばさん水着を着ているということと、露出度が高いビキニは台湾では目立ちすぎるのでなかなか受け入れられない時代でした。

ところが一転、主役が6年級から7年級に時代が変わるとビキニでないと時代遅れ感が強まり、逆にビキニ以外のスクール水着を着ている人のほうが少なくなりました。ビキニに対する概念が2002年から2003年頃のわずか2年の間で急激に逆転したのには6年級の人もびっくりでしょう。これも7年級の自己表現力が強く目立ちたがりという特徴の表れとしか言いようがないですね。


peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 15, 2006

新台湾人5 7年級金銭編


台湾元発行50周年記念として3000万枚発行された50元札。
見たこともない人が多いと思いますが、非常に綺麗なお札です。
最近は200元、2000元札も見なくなりましたね。
今回はお金にからむテーマなのでお札の画像を使ってみました^^


7年級重視生活品質

〜収入に対し、男女がデートで消費する金額の割合〜

金銭観に関しては前世代である5、6年級の人達と7年級ではかなりの差があります。7年級のうち約過半数の男女は毎月の生活費から11%〜30%を恋人の為に使います。さらに14%の男性は生活費の半分又は半分以上を女性に使っているみたいです。「台湾人女性は女王様」でも説明した通り、台湾では女性がもてはやされるのが一般的なので、生活費の半分以上を彼女に使うこともよくあることです。

例えば、既に仕事をしていて3万元の給料があると仮定し、ちょっといい場所で一人暮らしして家賃1万元、電話代やネット代を5千元食費5千元とすると残り1万元が自由に使えるお金。1万元という金額は買い物すればすぐになくなってしまいますが、この少ない給料の残りの金額から、さらに彼女に奉仕するお金も残しておかないとだめなんですね。

さて、女性のほうはどうでしょうか?なんと30%の女性が男性に対して生活費の10分の1も使っていないみたいです。つまり、同じ収入があったとしても男性の懐は寂しいままということです。

この男女の使用する金額の割合の差は何を表しているのでしょうか?
7年級の男性は恋人との生活水準を大切にし、希望を抱きながら生活している反面、女性は現実的で、余ったお金は貯金や自分の欲しい物を買ったりしています。


月光族〜給料をもらったら、その月の内に全て使い果たす浪費癖が強い若者達〜

台湾には「月光族」という言葉があります。月に稼いだ給料を、その月の内に全て使い果たしてしまうという意味です。

日々の生活を重視してしまうがために金使いが荒くなってしまうのも7年級の特徴の一つです。最悪のパターンとして、恋人に貢ぎまくりカード破産している人もいるぐらいですからね。まぁ、一つ言える事が台湾の給与形態ではいつまでたっても貯金できないということです。起業して成功するか、大企業に入ってストックオプションでも貰わない限りまとまったお金を得ることは難しく、一般企業で1年働いた給料全額つぎ込んでも新車一台も買えない社会ですから「月光族」が増えるのも納得できます。


peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 06, 2006

新台湾人4 7年級感情編


イメージ画像は恋人達のデートスポットでもある高雄の中山大学前にて撮影。
高雄よりも情報の集まる台北のほうが人間関係が複雑化する傾向にある。

7年級愛當「劈腿族」(二股族)

新世代の7年級は一体何を考えているのでしょうか?ある機構の調査によると3割の女性が「劈腿族」になったことがあり、同時に2人以上の男性と付き合ったことがあるという結果が出ました。男性は割合が少し低く、4人に1人が劈腿の経験があるみたいです。そして「一度に最高何人と付き合ったか」の質問では男性の7割が1人と答え、女性は6割が1人と答えました。

「2人以上同時に付き合ったことがある」という質問には女性の32%、男性の27%がYES回答。女性は約3分の1、男性は4分の1の人が二股の経験があるというとんでもない調査結果が出ました。

感情の記録に対して調査対象の7年級の過半数以上の人が日記を書いたり、インターネット上のブログなどに記録を残したりして、思い出にしているみたいです。

さて、この数字どう思われますか?たぶん台湾を少し知っている人や、4,5年以上前(6年級全盛期)に台湾に留学していた方からすると信じ難い結果でしょう。自分も台湾に留学に来る前は人に台湾人は保守的だなどと聞かされていましたし、現に初めて台湾に訪れた頃はファッションも個性もなにもなく、酒は飲まないタバコも吸わない保守的な台湾人ばかりでした。それが数年経っただけでこうも変わるものなんですね。

このブログを見ている台湾人がこんなのありえない!とか言っていても、実際に「劈腿族」をたくさん見てきたし、大学でもこのように二股を当然のようにしている人が少なからずいました。

「台湾は保守的だ」などと言う言葉は現代の7年級新台湾社会の前では通用しません。

解説:
劈腿(二股):恋人以外にも他の恋人がいる事を指します。関連する単語に「第三者」というものもありますが、第三者は浮気相手にされている人に対して使います。
peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

July 03, 2006

新台湾人3 哈日族、哈韓族とメディアの影響


台湾の各地ですごい勢いで店舗拡大している韓国系コスメショップ
ここ数年、韓国企業の勢いは日本企業よりも目立っています。


昔、台湾と日本のメディアによく取り上げられた言葉として「哈日族」と言う言葉があります。6年級後半から7年級の若者がマスメディアを通して一番影響を受けたとされる日本文化。その日本ブームを作り出した原因を哈日族、哈韓族の解説と共に検証していきます。


哈日族、哈韓族とマスメディア
哈日族とは文化、アニメやゲーム、芸能人などあらゆる分野で日本に関心を持っている人のことを指します。インターネットで調べてみるとウィキペディア百科事典にも登録されていました。

哈日族(ハーリーズー):
哈日族(ハーリーズー)はもともと日本の現代大衆文化が好きな台湾人の総称である。しかし近年では香港をはじめ、中国大陸やその他華語文化圏にもこの表現は通用する。また、親日派という単語の代わりに「日本に対して好意を持つ人」としても使う。

語源:
この言葉は台湾人漫画家哈日杏子がその著書の中で造語し、広めた言葉である。「哈」は本来「(犬などが)ハアハアする」という意味を持ち、転じて「犬がハアハアするみたいに物事を好む」という意味を持つ言葉である。

ウィキペディアの語源にもあるように「哈日族」とは台湾人漫画家の哈日杏子さんの著書の中から作り出された言葉で、数年前に流行語として世間に浸透しました。ただ、今では死語となっています。

日本をよく知る台湾人に哈日族でしょと言うと決まって、「そんなわけないじゃん、ただXX(ゲーム、アニメ、芸能などの分野)が好きなだけ」と言われます。台湾人からすると哈日族という言葉は見境がなく日本の何もかもが好きという意味合いが強く、人に哈日族と言われるのを好みません。明らかに日本好きな人に限ってそれを否定する傾向にあります。逆に「哈日」という言葉自体は日本好きとして今でも使われています。「哈日」ならいいけど、「哈日」に「族」が付いただけで嫌がられるのはほんと不思議です。

同じく、韓国好きなことを「哈韓」と呼びます。台湾では日本で韓流ブームが始まる前から韓国文化がどんどん入ってきていました。もともと台湾のケーブルテレビは7,80チャンネル近くあり、日本や韓国、アメリカなどの番組が毎日放送されていて、外来文化がメディアを通して入ってきやすい状況でした。

台湾の韓国ブームは日本のように突然やってきたわけではなく、じわじわと韓国好きな人が増えていったと言うほうが正しいでしょう。韓国の芸能人に関しても昔からドラマやミュージックビデオが毎日見ることができたので、自然と韓国の文化に関心を持つ人が増えたのではないでしょうか。冬ソナが話題になったからヨン様を知ったような人は少なく、話題になる前から知っていた人は日本よりも多いと思います。

2005年、日本の異常な韓流ブームの様子がメディアを通して台湾に飛び火し、潜在的な韓国ファンを引き出して新たな韓国ブームとなりました。時を同じくしてサムソンやLGなどの韓国企業の携帯電話や電化製品が世界市場でシェアを伸ばして注目を浴び、台湾で韓国製の携帯電話や電化商品を使う人も比較的増えました。

化粧品、コスメ系では韓国ではおなじみのTHEFACESHOPやSKIN FOODがすごい勢いで店舗を増やしている他、最近ではMISSHAも見かけるようになりました。芸能関係ではヨン様はもちろん、DHCのプロモーションやコンサートでピ(Rain)が台湾に来て話題になったり、F4の仔仔と韓国人女優のパク・ウネが共演したドラマが制作されたりと、今では日本好きな「哈日」よりも韓国好きの「哈韓」の勢いが強い感じがします。このように最近はメディアの影響や企業努力により台湾で韓国の注目度が高まっています。


メディアが作り上げた日本、韓国ブーム
日本で韓流ブームのきっかけとなった冬のソナタですが、もし冬ソナが放送されていなければ現在のような韓流ブームになったのでしょうか。冬ソナにしてもヨン様にしても、日本のメディアがこぞって取り上げた結果、誰もが知るような知名度を得たのではないでしょうか。このようにメディアがブームを引き起こした原因と仮定すると、台湾での日本ブームも韓国ブームも結局はメディアが作り上げたものと言っても過言ではないでしょう。

台湾は日本との歴史的関係が強いこともあり、昔から台湾のケーブルテレビで日本のテレビ番組が毎日放送され、小さな頃からその番組を見て育ってきた人が多いので日本に親近感がわき、親日や日本好きな人が多くなるのは当然の結果と言えるでしょう。そして、日本に非常に興味を持った人が多くなり、哈日族と言う言葉も生まれたと考えます。もし昔から韓国のテレビ番組が多ければ韓国ブームが早くから来ていたのかもしれません。


閉鎖的な日本のメディア
台湾は自国の文化が少ないからこそ他国の文化を吸収しやすい状況にあると思います。テレビをボ〜っと見ていても自然と海外のニュースやドラマ、音楽の情報が目に入ってきます。そうして外国に対して目を向ける機会が多くなるので海外志向の人が増えるのではないでしょうか。

外国の生の情報が得られやすい台湾に対して日本はどうでしょう。普通に生活していて一体どれぐらい外国を知ることができるのでしょうか。台湾人で日本の位置を知らない人はおそらく1人もいないでしょうが、日本人で台湾の位置を知らない若者はおそらくごまんといるでしょう。現に自分も昔はその中の一人でした。友達に台湾に留学行ってくるよと言っても「台湾とタイって同じ?」とか「台湾って北京の隣にあるの?」とか聞かれる始末。昨今の台湾観光ブームや華流ブームがあり、今でこそ認知度が上がった台湾も数年前までは台湾そのものを知らない人が多かったと思います。日本でも台湾と同じぐらい海外に対する情報量があれば台湾を含め、他国への関心も高まるのではないでしょうか。この点に関して日本のメディアは台湾と比較して閉鎖的だと思います。


話がそれてしまいましたが、これらテレビやインターネットなどのメディアからの情報が氾濫した社会で育った7年級新世代の若者はもろにこれらの影響を受けることになりました。彼らの思考は一体どのように変化していったのでしょうか?次回からは草莓族、水蜜桃族に当てはまる7年級新台湾人の特徴をさらに詳しく紹介していきます。


peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

June 30, 2006

新台湾人2 果物で表す「族」事情

序章で説明したように民国60年〜69年生まれの人を6年級と呼び、民国70年〜79年生まれの人を7年級と呼びますが、その年代により、果物に例えて性格や適応力を表したものが以下の文章です。

台湾の経済誌や新聞、雑誌では普通にXX族がどうこうと使われていますので、学校で学ばない中国語としても覚えておいて損はありません。普段、人との会話ではXX族を使うよりも6年級、7年級のほうを使いますのでそちらもあわせて覚えておきましょう。


草莓族(いちご族)
高度経済成長により、豊な環境の中で育った新人類。豊な温室の中で育ったイチゴを表現していて、見た目は綺麗だけれども、力を入れてつまむとすぐに腐ってしまう。言い換えると、外見はよくても、障害に軽く衝突しただけで亀裂が入り、崩れてしまう。プレッシャーに弱く、嫌なことがあればすぐに会社を辞めてしまう現代の若者を象徴した言葉。{※文献によっては水蜜桃族(ピーチ族)と表現しているものもあり}
対象:
民国60年代後半〜70年(1980年)代前半生まれの人。(文献によっては民国70〜79年生まれと記載しているものもあります)


水蜜桃族(ピーチ族)
自己表現力が強く、常に新しい刺激を追い求め熱中しやすく冷めやすい為、忍耐力に欠ける。ピーチのように抵抗力がなく嫌な事があれば打撃を受け腐りやすい。
対象:
民国70年代後半〜80年(1990年)代前半生まれの人。


年代によるその他の「族」シリーズ:


檸檬族(レモン族)
民国40年〜49年(1950年)生まれの人は4年級。外見はぱっとしないがおしゃべりで体は健康。人生経験が豊富な分、話す内容もたくさんあるんでしょうね。


芭樂族(グァバ族)
民国50年〜59年(1960年)生まれの人は5年級。現代人の親の世代。その親や企業家はグアバのように頭が固く、社会の規則に従って生きているが、グアバの中身のように頭の中は空っぽで、柔軟性に欠ける。頑固と言ってよし。

他にもたくさんの族シリーズがありますが、ここでは新台湾人である7年級を研究対象としていますので、他はいつか機会があれば紹介することにします。

peacetaiwan at 00:30|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

Copyright 2000-2008 PeaceTaiwan Project All Rights reserved